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200721月30日更新
あす襲名披露公演 勘三郎『ご指名』 中津川・明治座
伝統評価 久々の大歌舞伎 2006年7月24日岐阜県版
中村勘三郎の「のぼり」も立ち、準備の進む明治座=中津川市加子母で
▲中村勘三郎の「のぼり」も立ち、準備の進む明治座=中津川市加子母で

 人気歌舞伎役者・十八代目中村勘三郎の襲名披露となる「全国芝居小屋公演」が二十三日、中津川市加子母の明治座で開かれる。勘三郎サイドから全国八カ所の「歴史ある芝居小屋」に選ばれての公演に、地歌舞伎が盛んな地元の関係者は喜びと緊張に包まれている。
 明治座は、一八九四(明治二十七)年に地域住民の寄付などで建設された。江戸時代の様式そのまま、東濃ヒノキによる木造平屋の芝居小屋で、花道や回り舞台を備える。

 戦時中に軍需倉庫とされたが、一九七二年の県重要有形民俗文化財指定をきっかけに、住民による地芝居の保存会も発足。「使って維持する」をテーマに活用委員会を設けて、コンサートやイベントを企画。観光できる芝居小屋として活動している。

 歌舞伎役者による大歌舞伎は一九五一年以来。公演は二部制で、演目は昼夜入れ替えで「身替座禅」「義経千本桜」「口上」など。

 チケットは五月の前売りで即日完売。一等席は十五分で売り切れたという人気ぶり。三浦喜与次役者部会長(76)は「明治座の名を売る良い機会」と喜ぶ。

 建物保全に尽くしてきた活用委員会の田口森雄会長(72)も「快適に楽しんでもらえるよう、お手伝いします」と口をそろえた。

 中津川市では、昨年九月には十一代目市川海老蔵の襲名披露公演が市内で開かれ、今年三月には東京・国立劇場が地芝居の魅力を伝える企画「中津川の芝居」に加子母も含む市内三団体で出演した。(山本哲正)

この記事は「中日新聞多治見支局」のご協力を得て掲載しています
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